有馬温泉 旅館 | 陶泉 御所坊

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陶泉 御所坊

御所坊の客室と設備半混浴・半露天式陶泉大浴場「金郷泉」御所坊の食事アクセス

概要:

「陶泉 御所坊」 は、1191年に有馬温泉で創業した旅館で、現在、個性のある店舗等を展開している御所坊グループのルーツ。昭和初期から30年代にかけて建てられた、古き良き木造3階建てを維持する一方、外国文化の良さを日本の旅館情緒に取り込み、東洋と西洋、斬新さと伝統、利便性と自然等、相反するものを同時に許容する独特の空間を作り上げております。また、地球環境に対する配慮も重要と考えており、いち早くリサイクル等にも取り組んで参りました。

外国文化を受け入れて進化する自由で開放的な独自の日本情緒:

大正デモクラシーを迎えた日本は、海外文化の良さを取り入れ、独自の日本情緒を育てて参りました。この流れを押し進めた伊藤博文も、御所坊ファンの1人でした。「高談娯心」(高い志で話をすると、お互いたのしい気持ちになる)と書かれた伊藤博文直筆の書を、今もある客室に飾らせて頂いております。日本の自由な文化が花開いた当時、御所坊では、ダンスホールが作られ、お客様方が、ダンスを楽しまれたと伝えられています。そのダンスホールは、御所坊の自由で開放的なアイデンティティの象徴の1つです。現在は、サロン・ライブラリーとしてお客様にご利用頂いています。

芸術を愛する人々が集まる場所:

当坊は、芸術を愛する人々に好まれてきました。阪神間のモダンな風俗を小説で表現した谷崎潤一郎も、そうした御所坊ファンの1人でした。「細雪」のヒロインのモデルになった方も有馬では御所坊を好まれて通って頂いたほか、「猫と庄造と二人のをんな」では、御所坊の名前が実名で小説にでてきます。

また、与謝野晶子は「花吹雪 兵衛の坊も御所坊も目におかずして空に渦巻く」と、御所坊前の桜並木の風景を詠んだほか、作家の吉川英治は、聴水御坊の客室で、御所坊の前を流れる滝川のせせらぎを耳に、 「水音や二階に高き河鹿かな」と詠んでいます。

そして今もなお、世界で活躍される芸術家や文化人をはじめ、多くの方々に訪れて頂いております。

無方庵とともに独自の旅館情緒を追求:

「陶泉 御所坊」の近代の大きな転機は、現主人、15代目金井四郎兵衛が、神戸在住の美術作家、「無方庵 綿貫宏介氏」に出会ったことでした。 主人は氏の東洋と西洋の両方の良い所を引き出す芸術的手法と思想に感銘を受け、当坊のアイデンティティと繋がると確信しました。氏に、水墨画の中に佇む当坊の風情を漢詩で吟じていただいたほか、氏の指導の元、1987年には、大規模なリニューアルをしました。その結果、外国文化の良さをうまく取り入れるだけでなく、日本の旅館情緒をさらに深める事ができました。また、かつて御所坊のファンであった谷崎が「陰翳禮讚」の中で書いたように、陰影の中に生まれる伝統的美意識を再び取り入れたことによって、私どもは、当坊を他には無い独自の空間に造り上げて参りました。


御所坊連絡先;

〒651-1401
神戸市北区有馬町858
TEL:078-904-0551

御所坊の沿革

1191年: 仁西上人が有馬温泉の復興に尽力し「坊」のつく温泉宿を造る。
        御所坊もその際の創業とされる。
        (明治に発刊された会社名鑑に記されている)

?1483年 本願寺中興の祖 蓮如上人が湯治の為御所坊に宿泊。

?1594年 豊臣秀吉が有馬で新殿(湯山御殿)を建てる際に壊した御所坊を
        含む 65 軒の地子・年貢が免除される。
        その際、御所坊は秀吉より 13 石を譲り受け現在地へ移る。

1755年 入初め式(正月)の様子に御所坊四朗兵衛の名が出る。
       (宿屋の代表として羅漢振舞を行なう)

1905年  12 代目 金井四郎兵衛が日本で初めてのバス会社会社
        「有馬自働車」を設立。 有馬〜三田間のバス運行を行う
アメリカからKNOX(のっくす)という12人乗りの車を2台輸入してバス運行を行った。

故障や諸事情により一年間で廃業した。
その状況を当時の人気漫画家が、面白おかしく描写している。


1936年 谷崎潤一郎が「猫と庄造と二人のおんな」を発表
        「御所坊の二階で・・・」という一節がでてくる。

1940年ごろ 吉川 英治が宿泊。
       「水音や二階に高き河鹿かな」という句を残す。

1981年  株式会社御所坊設立。

?1986年 洋菓子と喫茶店 カフェ・ド・坊を温泉街にオ−プン

1987年  御所坊旅館改装開始。 30 室ある客室を 20 室へ。
        無方庵綿貫宏介氏により、 デザイナーズ旅館の先駆け

1995年 阪神大震災により御所坊を含め有馬温泉も大打撃をこうむる。

?1996年 ギャラリ−「レティ−ロデオ−ロ」を開く。

1998年 秀吉を偲ぶ茶室風の湯殿「偲豊庵」を御所坊中庭に造る。

1999年 泊食分離先駆けとしての「ホテル花小宿」を開業。
       合資会社「有馬八助商店」を仲間と設立。
        八助のメンバ−と共に天ぷら屋「有馬市」を始める。

2000年 コンドミニアム「旅湯 アブリ−ゴ」開業。

2001年 有馬八助商店で「有馬ラ−メン青龍居」をオ−プン。
       兵庫県香美町に農業法人「グリ−ンパパ」を立ち上げる。

2003年 「有馬玩具博物館」「有馬食堂 花居森」「ニュ−ルンベルグバ−」
        「パンド坊」をオ−プン。
        香美町の保養所をリニュアルして、オ - ベルジュ花郷里を 開業

2004年 有馬共同組合が運営する「とうじの宿」をプロデュ−ス
        サニ−サイドアップテニスクラブを締め、「有馬里駐車場」へ
        「歩ける町造り」を目指す。
        有馬湯山口 灯り工房「工作バ−」オ−プン。

2008年 「有馬山叢 御所別墅」オ−プン。

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